アラミドコーヒーとは
当店が販売するアラミドコーヒー(Alamid coffee)はフィリピンのジャングルに生息する夜行性のジャコウネコ(シベット)がした糞の中から消化されなかったコーヒー豆を採取して焙煎加工したものです。アラミドコーヒーは、現地の言葉でカペ・アラミド(Kape Alamid)と呼ばれ、インドネシア産のコピ・ルアク(Kopi Luwak)より希少価値があると言われています。その秘密はコーヒー豆の採取方法にあり、インドネシア産コピ・ルアクのほとんどはジャコウネコを檻に入れて飼育し強制的にコーヒー豆を食べさせて生産されていますが、フィリピン産カペ・アラミドは野生のジャコウネコの糞から生産されています。フィリピンではジャコウネコを飼育してはならないという法律があるためで、村人は太陽が昇る前の早朝に集まって山に登り、自らの目と経験を頼りに新鮮な糞だけを手作業で採取しています。手作業のため1日1キロしか収集することができず、そのため大変希少価値があり世界一高価な幻のコーヒー豆として知られています。
インドネシア産のコピ・ルアクはザ・リッツカールトン東京のラウンジで、1杯5000円で販売されています。当店のアラミドコーヒーは、2011年にJAL日本航空のファーストクラスで提供されていたものと同じものです。
フェアトレードコーヒー
こちらの商品は、現地のパートナー企業と協力しながら生産者や労働者の権利を確保することで自立支援や貧困解消を行っています。そして、森林に暮らす野生のジャコウネコの生態および環境を尊重し、自然を守りながらジャコウネコの自由と現地の住民の幸せを考えながら持続的な発展に取り組んでいます。
独特の香りと後味
野生のジャコウネコは雑食ですが、とても食いしん坊です。美味しくて甘い熟したコーヒーチェリーだけを選り好みして食べる優れた習性を持っています。彼らの食べるコーヒーチェリーは当然良質で味がよく香りも豊かです。ローストするとフルーティーな甘い香りを醸し出し、ダークチョコレートやヘーゼルナッツに似た風味が感じられます。野生のジャコウネコが作り出した世界最高の嗜好品です。穏やかで優雅なコーヒータイムにぜひお召し上がり下さい。